2、グー、チョキ、パー理論。

写真の鼎(かなえ)でいいますと、三本足の部分がグー、チョキ、パー理論になります。足が二本だと安定しませんが、三本だと安定します。

 

自然体のグー、チョキ、パー理論は

(グーよりも強いパアー)

(パアーよりも強いチョキ)

(チョキよりも強いグー)

となって、どれもが強い。逆を言えばどれもが弱いということになります。

これはインナーセラピーの基本である均質均等の世界を作れるのです。数字で言うと1になります。どれもが1になって均質均等になって、自由にどれでも選べるのです。

私たちの今ここは、自然体です。ですから今日はカレーライスを食べられる、お蕎麦も、お寿司も、天ぷらも、ビフテキも、何でも自由に食べられます。これが均質均等です。しかし、昨日食べたカレーライスを、ビフテキを食べたに変えようとしても変えられません。過去を変えようとすることは、自然体ではありません。

悩んでしまうと意外と多くの方が。過去を一生懸命に変えようと無意識に陥っている場合が多く見受けられます。

 

一つ例を出して説明してみましょう。AさんとBさんでは何か気まずく感じても、Cさんが入ると安定することがあります。それは「ずぼら」と「おおらか」と「神経質」の3人なのかもしれません。ずぼらがチョキで、神経質がパアーで、おおらかがグーにしてみます。ずぼらは神経質の人をイライラさせます。神経質の人はおおらかな人に、こんなことも気がつくんだと教えてあげられます。おおらかな人はずぼらな人に、何の気兼ねもなく「こうやって下さい」と言えます。そうすると皆が均質均等になって、うまく循環をするのです。自然体のプログラムの構成は、こういう方法で出来ています。

自然体を構成するものは、必ず三つで出来ています。

 

私たちの宇宙はとても安定しています。地球は24時間、365日、太陽の周りを黙々と回っています。こんなに安定している宇宙は、自然体のグー、チョキ、パー理論で出来ていると考えています。この自然体の宇宙から、インナーセラピーは多くを学んできました。 

もし、世界が2つで構成しているとしたら、いったいどうなるのでしょうか。

おそらく勝ち組み、負け組みの世界になります。常に勝ち続けるグーと、常に負け続けるチョキになってしまいます。これが宇宙の原理だったとしたら、一瞬のうちにグーは無限に大きくなり、チョキはゼロになってしまいます。そして、宇宙は一瞬に消えてなくなってしまうことでしょう。

 

グー、チョキ、パー理論で作られたプログラムを紹介します。

例えば、ある会社に上司Aさんと部下のBさんがいたとします。このBさんが悩みを持ってこられました。毎日毎日、上司のAさんに怒られていて、会社を辞めようかと思っていると言います。MRAを使って「手のセンサー」を調べると、下図の磁場の乱れを調べるとよいと出ました。すぐにプログラムに入って 下図の右側にある現象の中にある「5、頑固」を取り出して、緑の部分に埋めます。 

そうすると、Bさんの心にはグーとチョキしかなく、パアーがないことが見つかります。発露の中のチョキのマイナスから「9私の未来は絶望」を、そしてグーのはりつくから「6失敗するお前しか認めない」を探して、黄色の部分に埋めます。

これを見る限り、かなり深刻な状態であることが見受けられます。

解決策はパアーを埋めることになります。下図の発露のネットワークの中にある「9私が望んでいることと、あなたが提供してくれることが一致している」を探し出します。上図の空白のパアーを埋めることが、解決の糸口になります。

 

悩んでいる方は、グーとチョキしかない世界のチョキー、つまり負け組みになっています。それをMRAを使って調べさせてもらいます。そして、グー、チョキ、パー理論で組み立てられているインナーセラピーで解放して、ノビノビと自由になってもらうことが目的になります。